ムンスター戦車博物館(Panzermuseum Munster)は、ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州の小さな田舎町ムンスターにあります。一般的なガイドブックにはもちろん載っていませんし、一般書店で販売している地図でもなかなか見当たりませんので、予備知識が無い我々一行は、事前調査に苦労しました。

ここでは興味のある方のために、ドイツ戦車マニアの聖地、ムンスター戦車博物館への行き方を紹介します。
ムンスターの位置関係
最初に注意しなければならないのは、ムンスター;Munsterと、ミュンスター;Munster(uにウムラウト〜二つの点〜が付く)の二種類の地名があることです。日本人の発音では、両者の違いをドイツ人に判ってもらうのはまず不可能です。

普通に「ムンスターに行きたい」と言うと、ノルトラインウェストファーレン州の都市ミュンスターを案内されてしまうので、要注意です。またウムラウトの付くミュンスターという地名は、ドイツ国内に少なくとも5箇所もあります。逆にウムラウトの無いムンスターと言う地名は、戦車博物館のあるムンスターしかないので、詳細地図を入手できれば、探すのはそんなに難しくありません。

だからと言って筆談で「MUNSTER」と書いて説明しても、相手は「東洋人なのでウムラウトが付く事を知らないのかな」と勝手に善意で解釈してしまう可能性があります。(笑)
一番良いのは、現地で詳細な地図を買って、指し示す事でしょう。我々は昭文社の「エアリアマップ世界地図73 ドイツ」にムンスターが記載されていたのでこれを利用しました。
ムンスターは、ハンブルク・ブレーメン・ハノーバーの三都市に囲まれた場所にあります。
車を利用する場合は、距離的に近いハンブルクからアウトバーン7号線で南に向かい、44号出口(ゾルタウ東;Soltau-Ost)から、地方道B71号線を13kmほど東に向かうとムンスターの町に到着します。

車は便利なのですが、大部分の人は鉄道を利用する事になるでしょう。
周辺三都市どこからでも行けるのですが、ブレーメンからはムンスターに乗り換え無しで行ける便があります。乗り換えに自信の無い場合、ブレーメンから行くのが一番いいでしょう。
我々が利用したのもこのルートで、2003年8月の段階では、ブレーメン発エルツェン(Uelzen)行の急行がありました。
ハンブルクやハノーバーからは、ゾルタウ(Soltau)ないしエルツェン(Uelzen)経由がとなります。

さてムンスターはローカル線の田舎駅なので、特急ICやICEも走っておらす、日本で手に入る「トーマスクック時刻表」にも掲載されていません。ブレーメンからムンスター経由エルツェン(Uelzen)行きは、2時間に一本程度なので、前日のうちにブレーメンの窓口に行き、出発時刻の確認をして下さい。
ドイツの鉄道は、案内窓口と発券窓口が分かれていますので、まず案内窓口に行きます。案内窓口で行きたい場所と、希望の時間を言えば、関係する時刻表をプリントアウトして渡してくれます。購入チケットの助言もしてくれますので、大いに利用しましょう。
発券窓口でチケットを購入したら、いよいよムンスターに向けて出発です。
ブレーメンの駅舎は、レンガ造りの重厚な建物。ホームは見事な鉄骨アーチ屋根に覆われていました。ブレーメンが始発駅なので、ホームに上がると列車が待ち構えていました。
気分は何となく「世界の車窓から」です(^.^)

列車が出発する際には、アナウンスも発車ベルも無いので、発車時刻までには乗っておきましょう。

座席指定では無いので、好きなところに座れます。
車窓から見たドイツの田園風景も素晴らしかったのですが、それは割愛。列車に乗って1時間半程でムンスター駅に到着します。終点ではないので、地図か車内放送を確認するのをお忘れなく。また列車ダイヤは日本並みに正確なので、時計の確認も平行して行うといいでしょう。

ムンスターの駅舎は小ぶりな無人駅、写真右の部分から外に出れます。駅前は人もおらず、案内板もありません。カメラを持った我々3人が駅前に出ると、一台だけ停車していたタクシーの傍らでくつろいでいたおっさんが近付いて来て
「おまえらパンツァームーゼアムに行きたいのか!」
「そーだ」
「5ユーロでどうだ」
「OK!」

交渉成立。実際には5ユーロもしない距離だったのですが、ムンスター駅に着いてから戦車博物館に向かう地図を持っていなかったので、この提案は渡りに船でした。どうやら我々の姿格好から、目的地が読めたようです。(^_^;)


ムンスター市街図
上の地図はムンスターの市街図です。(黄色の道は主要道)
ムンスター駅から戦車博物館までは約1.5km程、歩いて20分程でした。
左の写真は駅に戻る際に撮影したもの、住宅が並んだ閑散とした雰囲気でした。

日本の駅と違って、駅前に案内地図なども無く、鉄道職員も、住民も見掛けなかったので、先のタクシーがいなければ、がんばって探すしかありません。帰りに駅に戻った時には、タクシーもいなかったで、我々がタクシーに出会えたのは、土曜日の午前中という好条件のおかげだったのかもしれません。


街路樹の向こうに、この建物が見えたら、いよいよ到着です。
戦車の聖地、ムンスター戦車博物館へようこそ!。

このホームページの内容は、あくまで2003年8月の状態であり
この内容をだけを参考にムンスター戦車博物館に行く事は避けてください。
旅行の基本は、「自分で」「複数の情報源」を調べる事にあります。
日本・現地での情報の再確認はお忘れなく。

HSC江戸屋敷の部屋
兵器庫

ムンスター戦車博物館1 WW1〜戦間期へ進む
ムンスター戦車博物館2 WW2のドイツ戦車へ進む
ムンスター戦車博物館3 WW2のドイツ自走砲へ進む
ムンスター戦車博物館4 WW2のドイツ各車両へ進む
ムンスター戦車博物館5 WW2のドイツその他へ進む
ムンスター戦車博物館6 WW2の各国戦車へ進む
ムンスター戦車博物館7 旧西独へ進む
ムンスター戦車博物館8 旧東独へ進む
ムンスター戦車博物館9 その他へ進む



HSC江戸屋敷TOP戻る

Copyrighted Yoshihiro Sato 2003 all rights reserved