最後の挨拶
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『ゲスリン最後の事件』F・マクドナルド 1/26
『矢の家』A・E・W・メースン 1/26
『シーザーの埋葬』レックス・スタウト 2/15
『超能力者が多すぎる』パトリック・A・ケリー 2/15
『墓場貸します』カーター・ディクスン 2/16
『悪魔の報復』エラリー・クイーン 2/27
『家蠅とカナリア』ヘレン・マクロイ 2/27
『怪盗ニック登場』エドワード・D・ホック 3/19
『眠れるスフィンクス』J・D・カー 3/20
『シャーロック・ホームズ対切り裂きジャック』M・ディブディン ![]()
3月19日、久々の書評となってしまいました。ジョン・ディクスン・カーの作品です。やっと復刊してくれた数冊のうちの一冊、まだ買ってない方はお早めにどうぞ。
3月20日、ホームズのパロディですが、ディブディンという作家、ただものじゃあありません。僕はこの小説が、二つのテーマを扱った歴史ミステリの傑作だと思っています。
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海外作品の書評 【作家別・ジャンル別】 国内作品の書評 シャーロック・ホームズコレクション 贋作小説 シャーロキアンの名探偵案内 オールタイムベスト 名探偵占い ミステリ用語の解説 日常サッカー読書日記
2004/04/16
オランダリーグで、ファンによる選手の暴行事件が起きてしまった。場所はリザーブリーグが行われたアヤックスのグラウンドで、アヤックスのファンだという暴徒によって、フェイエノールトのファン・ペルシとアクーニャが襲われ、監督も刃物で脅かされたという。この事件は、事前に計画されたものらしい。襲われた二人のうち、アクーニャは気絶するほどの暴行を受けて、一晩の入院となっている。ロッベンと並ぶほど期待される若手であるファン・ペルシには、移籍の話があるけども……余計にオランダから離れたくなってしまったんじゃないだろうか。ファン・ペルシを助け出した人物の名前に見覚えがあった。ファントシップ、確かカズがジェノアで組んでいたフォワードの名前が同じだった。今は、アヤックスのリザーブで監督を務めているらしい。同一人物なのであれば。
2004/04/19
石原慎太郎が、イラクで誘拐された三人についてコメントを求められて、誠意をもって渡航の中止を勧告してるんだから応じるべきだった、みたいなことを言っていた。ボランティアの人を除いたら、あとの二人はジャーナリストだったわけで、そんなことでいいのか? と思ってしまった。国が行くなという場所だからと、そこからの情報発信が出来ないなんて、国としてはおかしいんじゃないのか? 言論の自由なんて言葉にはあまりいい気持ちがしないけど、石原慎太郎は言論の人だったんじゃないの? サラリーマンを主人公にしたコメディ?――というよりユーモア小説か――を書いたりしてた作家だったよねぇ?
公明党の冬柴が、誘拐されていた三人に救出にかかった費用を請求すべきだと発言した。なんじゃそれ。理由は税金だからというもの。危ないところに行っちゃった人たちだけど、酷い事故に遭ってるんだから、ちゃんと国民のことを守ってくれよ。
議員と発言としては、当然の義務として助けます、くらいのことを言ってくれないと。いやいやながら助けてるってことなんだろうか? 実際に働いたのは、お役所の人なんだから、冬柴がいやいやながらって顔をするのもおかしいのに。
主に外務省の? 人たちは、現地できっちりと情報を集めたり、有力者たちと接触したりして、たいへんな仕事をやってのけた。もっと褒められてもいいと思うし、下僕じゃなくて公僕でしょ? とも思う。当然のことをしたんだけど、それを評価するべき。そういうこと。
2004/04/20
人質とその家族への非難が、まだ続いている。主導するかのような形で、テレビを通じて自己責任なる言葉を使っている政治家たち、お前らは責任をとっているのか? と言いたい。首相やら官房長官やらは、人質が死んじゃったりでもしたら、責任をとらされると思って嫌だったんだろう。首相はやめたくないし、官房長官だって外相か首相になるまでは、失敗したくないだろうから。
非難がこのまま続いて、自己責任なるものが幅を利かせるようになれば、過剰に自己責任をおわせることになるんじゃないのか? そうなってしまえば、大きな不安を個々人が負う社会になってしまうんじゃないかと心配になる。個人主義ってものは、いつの時代にもあったことだと思う。それこそ、普通のこと。悪いことしちゃあだめなんだから、自分でちゃんと止めとく。それくらいのことだったんじゃないのか。今の世の中で必要とされているような個人主義というのは、どうも、強い人といった特徴を持っている人たちならOK、そうじゃなければダメといったふるい分けに繋がっているように思える。社会的に弱い人にとっても、辛いもの。多くの場合、個人主義なるものを信奉しているってくらいに強気な人たちは、強い立場にいる人だというイメージがある。
すごく気になっていることは、人質となって非常に辛い状況下におかれていた人たちが、日本に帰ってきてから、さらに酷い目に遭わされているということ。政治家にしろ、市井の意見にしろ、彼らにとっては辛いものだろう。何度も書いているけど、彼らは変な人たちだ。ついでに、家族のキャラクターもたっていた。日本人が、すごく叩きやすいタイプの人たちだと思う。一生懸命で、熱くて、杭としては出過ぎている。そんな人たちが、マスコミで一生懸命に意見を言うと、まず謝れとか、態度がおかしい、といった感情的な批判に繋がってしまうんだと思う。家族がイラクで誘拐されてたら、感情的にならないわけがなくて、皆さま申し訳ございませんと最初から殊勝な態度に出れるとは思えないんだけど、そういう顔が見たくてしょうがない人が多いんだろう。
日本での非難は、裁判所での二次的、三次的なセクハラみたいなものだと思う。二次的なPTSDになってしまわなければいいと思う。なるべく早く、記者会見に出たほうがいいとも思う。本人たちにとっても、出来事を終わらせる手段だと思うし、世間にとってもすっきりすることだろうから。まあ、すっきりさせてやる必要があるとも思えないけど、いつまでも非難させておくのもうっとおしいだろうし。
2004/04/21
福田官房長官が、イラクで人質になった人たちを非難した。
「本人たちの配慮が足りなかったことは否定できない。自己責任とは自分の行動が社会や周囲の人にどのような影響があるかをおもんぱかることで、NGOや戦争報道の役割、意義という議論以前の常識にあたることだ」
とのことだけど、これを国会で言ったことが信じられない。
「自ら危険な場所へ行って信ずることをやりたいという人を政府が強制的に止めることはできない。しかし、多くの人に迷惑をかけるのに、十分な注意も払わずに自分の主義や信念を通そうとする人に、それを勧めたり称賛すべきだろうか」(毎日新聞)
とまで、続けた。
自分の発言が社会や周囲の人たちにどのような影響があるのかおもぱかったんだろうか? この人は。国会で、有名になってしまった人を非難するなんて。これは、どう見たっていじめでしょう。悪事を働いた政治家でも、公人でもなんでもないんだから。ちょっと変わった人たちでしょうに、どうして国会で言うかなぁ。
もういい加減に、自分の政権が揺らぐようなことの原因になってしまった憎き国民を許してやればいいのに。ちゃんと帰ってきたんだから。イラクに派兵することにした人が誰なのか? 国民が選んだ議員が決めたんだから法治国家における正規の手続きなのかもしれないけど、どうも国民が決めたというよりは、仲良しブッシュちゃんに言われたからと一人のおやじが頑張っちゃった感じが払拭できない。それに、アメリカのイラク攻撃への対応も忘れられない。責任っていうなら、イラクの現状を作りだすことにばっちりと加担しちゃった人たちの責任はどうなるんだろうか?
自己責任なる言葉で、個人へ責任を押し付けておいて、国の責任をうやむやにしようとしてるんじゃないか。拘束された人たちよりも、もっと責任ある立場にある人たちは別にいる。
チャンピオンズリーグの準決勝、モナコ対チェルシーは3-1で、ホームのモナコが先勝した。先制したモナコは、オフサイドっぽいゴールで同点とされ、さらには相手の挑発に乗ってしまった選手がレッドカードで退場、後半の早々から10で戦うことを余儀なくされていたが、モリエンテスの勝ち越しゴール、ノンダがファーストタッチで決めた駄目押しで3-1の勝利を飾った。
負けたチェルシーには、どうも覇気がなかった。アウェーということはあるだろうけど、どうしてなのか? 解説者は、ラニエリ監督が選手交代を通じて送ったメッセージに一因があるのではというようなことを言っていたけど……。確かに、残念ながらラニエリ監督の選手交代には、素人が見ても不可解な点があった。窺い知れないチーム事情があっただろうし、一概には言えないことだけど、4-4-2の形が大きく崩れてしまって、良さが消えていたように思う。ちょっと前までリザーブで練習させられていたメルヒオットだけど、右サイドバックとして相手を押さえていた。彼が下がって、3バックになってからは、左サイドのロベールがかなり自由にやっていた。グロンキアとヴェロンを代えたことも意外だったし、ハッセルバインク、クレスポ、グジョンセンの3トップも疑問だった。
モナコのデシャンは、レアル・マドリーとの試合にしろ、デポルティーボからの8得点にしろ、神懸かり的な強さを見せつけている。もちろんチームが強いんだけど、今回の試合での選手交代を目にして、監督の強さというものを感じずにはいられなかった。一人が退場してからも、まったく折れない。どのゲームでのことなのか忘れてしまったけど、相手監督が繰り出してきた交代を逆手にとるような采配で、チームを勝利に導いたこともあるらしい。
あんまりサッカーに興味のない人たちが暮らすモナコの小さなグラウンドで、三つの小屋しかないような施設で、監督自らがパイロンを並べて練習する……そんなチームがチェルシーに勝ったってことは、感動的だった。
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