|
05 色々
絵本、ゲームブック、テレビゲーム
写真集、パンフレット、雑誌、その他
2001-10 【34】
【絵本】
『ミャーロック・ホームズ パスカビル家の犬』
津田直美
(カワイ出版)
巨大なアメリカンショートヘアーのミャーロックと、彼よりも小さなヨークシャーテリアワントソくんが、テディベアのパスカピル卿から依頼を受ける。めちゃくちゃかわいい。
『ミャーロック・ホームズ まだらのヒモ?』
津田直美
(カワイ出版)
犬のワントソくんには、猫のミャーロックの行動がどうしても理解しがたいらしい。シベリアンハスキーのレフトレードくんが登場。
『ミャーロック・ホームズ 茶色の研究』
津田直美
(カワイ出版)
探偵と猫の気まぐれを併せ持ったミャーロックと、彼に水をかけられ、濡れ細ってしまったワントソくんがたまらない。
【画集、イラスト】
『シャーロック・ホームズ生誕100年記念』
アラン・アイルズ
小林司・東山あかね=監修
日本シャーロック・ホームズクラブ=訳
シャーロック・ホームズがこの世に始めて登場した『緋色の研究』が発表されてから、ちょうど100周年を迎えた1986年に出版された、記念本の完全翻訳版です。聖典に使用されているイラストだけではなく、100年の間に出版された数多くのホームズ本たちや、映画や演劇のポスターなど、計200点もの図版が収録されています。
格好のいい図版が多いのですが、僕が特にいいと思ったのは『コリアーズ』という、ニューヨークの週間紙で表紙を飾ったホームズ譚のイラストです。この雑誌は、ホームズを滝壷に落して殺してしまったドイルに、大きなお金を支払うから彼を生き返らせてくれ、と頼んでくれた素晴らしい働きかけをしてくれた、という点でも評価すべきでしょう。《Colliers》というロゴと一緒にデザインされているのですが、本当にいいですよ。実物を手に入れるのは、今のところ困難なので、プリントアウトして飾っておきたいくらいです。
『シャーロック・ホームズ原画大全』
J・B・ショー、小林司・東山あかね=編
ホームズ物語を彩った数多い優れたイラストを一挙に収録した本です。一つの物語につき、これほどの違った絵柄が描かれているのかと驚かされることもありますし、書かれた場所や年代が異なっていることで、伝えられる雰囲気がまったく変わってしまっていることにも気付かされるでしょう。どの絵師によるイラストが好みか人それぞれなのでしょうが、僕はやはりパジェットの描いたものが一番優れているように思いました。理由は、ホームズぽいと感じられるから、です。
巻末には、ジェレミー・ブレッド演じる『シャーロック・ホームズの冒険』の名シーンも収録されています。
【ゲームブック】
『シャーロック・ホームズ 10の怪事件』
ゲイリー・グレイディ他
(二見書房)
世界最高峰のミステリーゲームブック、第1作。
B5以上のサイズがある本で、本文には聖典で使用されているものと同じイラストがふんだんにあしらわれ、表紙のデザインも秀逸。「ロンドン市街図」「ロンドン住所録」「タイムズ」「捜査の情報源・一覧」などが付属していて、10の事件を解決するためには、これらを駆使する必要があります。
『シャーロック・ホームズ 呪われた館』
ゲイリー・グレイディ他
(二見書房)
世界最高のミステリーゲームブック、第2作。
ベイカーストリート・イレギュラーズの一員として、5つの怪事件に挑む。お馴染の「ロンドン市外図」などは勿論のこと、いずれの事件にも、舞台となった館の詳細な見取り図が付属している。ラストには、ホームズによる回答が。
『シャーロック・ホームズ 死者からの手紙』
ゲイリー・グレイディ他
(二見書房)
世界最高のミステリーゲームブック、第3作。
四日間にわたって発生した連続事件の真相を、調査記録から明らかとする。各事件の解決のために、見取り図や名詞、読者への挑戦状的な質問などが挿入されている。
『ウィザート家の秘宝』
下村家惠子
(徳間書店 アニメージュ文庫)
アニメ『名探偵ホームズ』のエピソードを元にしたゲームブック。
ベースとなっているエピソードは、第16話『魔城! ホームズ生か死か』です。モリアーティの計画が狂いに狂って、その結果としてホームズたちの命が救われてしまうという、犯罪界のナポレオンと呼ばれるまでは犯罪活動を続けるという気骨の人モリアーティのファンにはたまらないお話です。
『シャーロック・ホームズ』
ベーカー・ストリート・イレギュラーズ 編著
(二見書房)
「切り裂きジャック事件」と「ドンヒル邸殺人事件」、2つの事件を楽しめるゲーム。前者はボードゲームで、後者はゲームブックという体裁です。ボードゲームの方は、ホームズのアドバイスを受けながら、切り裂くジャックを追うというものです。ケースには、グラナダテレビのホームズとワトスンの画像が使われています。
『シャーロック・ホームズのチェスミステリー』
レイモンド・スマリヤン
(MYCOM)
シャーロック・ホームズは大のチェスファンだった、という設定で書かれた、詰め将棋のようなチェスの問題集。マイクロフトやモリアーティが登場して、問題を出してくる。論理的に解けるパズルばかりなんだろうけど、とても難しい。
『ホームズ対ルパン』
藤原宰太郎
(KKベストセラーズ・ワニの豆本シリーズ)
ホームズやワトスンが、ミステリークイズに挑む。後半には、名探偵ホームズと怪盗紳士ルパンの対決が……。
『ブラック・リバー・エメラルド』
ピーター・ライアン
(ホビー・ジャパン)
シャーロックホームズ・ソロミステリーズの第二巻。
ページに記された支持にしたがってページをくる形式のゲームブック。エメラルド盗難事件の容疑者の一人であるプレイヤーは、本の登場人物か自分で創りだしたキャラクターとなり、地図や手がかりシートを駆使して、真犯人を追う。
『シャーロック・ホームズのIQクイズ』
イーモン・バトラー&マドセン・ピリ
(扶桑社ミステリー)
シャーロック・ホームズが、実は大のパズル&クイズマニアであったという設定で書かれた、クイズブック。原点からの引用→あらまし→事件に関連するクイズ、という構成。表紙のデザインを、ミステリー作家の森博嗣が割と気に入っているらしい。
【テレビゲーム】
『伯爵令嬢誘拐事件』
トーワチキ
ファミコン用ソフト。アクション&アドベンチャー。
英国最大のシンジケート「パパイヤ団」を相手に、ホームズが孤軍奮闘する。敵から受けたダメージは、ワトスンが回復してくれる( ^^)。発売当時、事件を解決した人の中から抽選で「シャーロック・ホームズ認定証」(テレホンカード)が貰えたらしい……。欲しい……。
『伯爵令嬢誘拐事件』
(宝島)
ファミコン必勝本です。ゲームの攻略本であると同時に、《読みごたえたっぷり! 推理ゲームブック》と称されるゲームブックでもある……はずなのですが、どこがそうなっているのかよくわかりませんでした。このゲームで、名探偵ホームズはワトスンに治療を受けながら敵と闘い、悪の組織パパイヤ団の解決を目指して、生か死かという大冒険を繰り広げています。
『霧のロンドン殺人事件』
トーワチキ
ファミコンカセット。『伯爵令嬢誘拐事件』に続く、シャーロック・ホームズ・シリーズの第二弾です。前作が完全なアクションゲームであったのに対して、本作は『ポートピア連続殺人事件』を思わせるようなアドベンチャーゲームとなっています。プレーヤーはホームズとなって、ワトスンやハドスン夫人、マイクロフト・ホームズらの協力を得て、捜査を進めていきます。革新的な、ホームズとワトスンが探偵役を入れ替わるという《H−W》システムが採用されています。ワトスンでなくては得られない情報があり、ホームズだけでは事件の真相を得ることが出来ないというシナリオになっているようです。
『霧のロンドン殺人事件』
(徳間書店)
上記のゲームソフトを攻略しています。全編がカラーの本で、ゲームの画面やホームズのイラストなどが多数収録されています。情報の整理や、人物の相関図などが掲載されているので、この本を読めば事件が解決出来るような気がします。解決編は袋綴じになっています。
『Mからの挑戦状』
トーワチキ
シャーロック・ホームズ・シリーズの第三弾です。前作『霧のロンドン殺人事件』に引き続いてのアドベンチャーゲームとなっています。5章からなる物語は、ヨーロッパを舞台に悪漢モリアーティとの対決が中心になります。密室殺人、犯人の追跡、暗号の解読、アリバイ崩し、がテーマとなったステージが用意されていて、それらをすべて解決しなくては解決編に到達することが出来ません。
『シャーロック・ホームズの探偵講座』
ICOM
PCエンジン用ソフト。実写ビデオと音声によって再現されたホームズの世界で、3つの事件を解決するゲーム……らしい。付録は、当時のタイムズやロンドン住所録。ハードを持っていないので、まだ実際にプレイしたことがない(TωT)。
【写真集】
『NHK版 シャーロック・ホームズの冒険』
(求龍堂)
ジェレミー・ブレットをシャーロック・ホームズに向かえ、イギリスのグラナダテレビで制作された『シャーロック・ホームズの冒険』の番組ガイド&写真集。原作すべてを映像化するという、偉大なチャレンジの半ばにして亡くなった20世紀最高のホームズ俳優、ジェレミー・ブレットからのメッセージが収録されている。やっぱり、ホームズといえば、ジェレミー・ブレットです。
『シャーロック・ホームズの倫敦』
構成・文=小林司・東山あかね 写真=植村正春
(求龍堂)
例の高名なシャーロキアン夫婦による、シャーロック・ホームズのロンドンを映した写真集。現在の建築と共に、ホームズの時代やそれ以前から遺されている建築が撮影されている。パブ《シャーロック・ホームズ》にある、221bの部屋の写真を見ていると、そこに行きたくなってしまいます。
【パンフレット】
『シャーロック・ホームズの素敵な挑戦』
ユニヴァーサル映画
名探偵ホームズと精神分析学の創始者S・フロイトが出会っていたら? しかも空白の3年間にホームズが薬物依存の治療をフロイトに依頼していたら?
シャーロキアンとしても、スタートレックの監督としても有名な、ニコラス・メイヤーが原作と脚本を書いています。
ホームズを演じるのは、ニコル・ウィリアムソン。モリアーティを演じるのは、なんとローレンス・オリビエ! さらに、マイクロフト・ホームズは、チャールズ・グレイ!(グラナダ版ホームズでも、マイクロフトを演じている)
【雑誌】
『EQ NO.50』
(光文社)
小林東山夫妻による、ホームズ100年を記念したライヘンバッハ巡礼。
『EQ NO.130』
(光文社)
《翻訳ミステリー大全》と称するこの号をもって、EQは休刊された。最後のオールタイムベストで、『シャーロック・ホームズの冒険』が堂々の1位となっている。
『ミステリマガジン 1982-4』
(早川書房)
クイーンの2作を含む《シャーロック・ホームズの災難》を収録。
『ミステリマガジン 1999-10』
(早川書房)
《永遠のシャーロック・ホームズ》と題された特集を掲載。フットレルやローリー・キングの作品の他、イラスト名場面、ベイカー街クックブックなど。
『ミステリマガジン 1999-12』
(早川書房)
日暮雅通による、シャーロック・ホームズ像除幕式レポート。
『ミステリマガジン 2000-5』
(早川書房)
新保博久による連載《ミステリ再入門》の第2回、『ホームズ対ルパン──ある比較論』。
『ミステリマガジン 2000-12』
(早川書房)
特集、《シャーロック・ホームズとライヴァルたち》。思考機械とホームズが対決するパロディー小説や、芦部拓らによるエッセイなど。
『ミステリマガジン 2001-8』
(早川書房)
日暮雅道による、銅像の除幕式レポート。今回はコナン・ドイル像。
『トリッパー 1995冬』
(朝日新聞社)
小林司によるエッセイ『シャーロック・ホームズは生きている』を掲載している。ライヘンバッハ巡礼やロンドン市街、国の言葉で出版されている様々なホームズ本、などの写真が収録されている。
『週間朝日百科13 世界の文学』
(朝日新聞社)
小池滋の責任編集による、英国文学の作家、コナン・ドイルやスティーブンソンなどを特集した号。シャーロック・ホームズ物語にページの大半が割かれている。
【その他】
『シャーベット・ホームズの冒険』
サイナン・ドースル
(三菱文庫)
水性ボールペンの販売促進のために作られた、非売品のメモ帳です。表紙をめくると、若い郷ひろみの姿が……。裏表紙には、物語のあらすじがちゃんと書かれていて、水性ボールペンで書かれたメッセージや、相棒のワッフルくんの存在についても触れられているのですが、本文は真っ白。ただのメモ帳です。
『最後の辞典』
スタブロス・コスモプロス
(文春文庫)
様々な《最後》がまとめられた、豆知識の本です。ホームズを演じた名優の一人、ベイジル・ラズボーンが最後にホームズを演じたのは1946年の『ドレスト・トゥ・キル』だそうです。
『シャーロック・ホームズ、ヒトゲノムに出会う』
クリストファー・ウィルズ
(ダイヤモンド社)
副題に《ヒトゲノム計画は何をもたらすか》と付けられた、遺伝子についての研究をまとめた本です。題名は、本書の八章から採用されているもので、おそらくは《シャーロック・ホームズ》という言葉によってある種の購買意欲が刺激されることを見越した上での決定だと思われます。なぜなら、内容にまったくといっていいほどホームズが関係する記述が含まれておらず、題名や表紙にかろうじてその姿を確認できる、という程度だからです。
|