みなさん、上のシーンは御存知だろうか?
1990年12月23日(日)の有馬記念の写真である。
写ってるのは、オグリキャップという馬である。
このレースで引退し、次の年から種牡馬となることが決定していた。
平成の怪物と言われてた、オグリキャップ。
この有馬記念前の2走は、デビュー以来初の惨敗を喫していた。
天皇賞・秋 6着。ジャパンカップ 11着。
誰もがもう、オグリはダメだと思っていた。
しかし、オグリはこのレースで、見事復活を果たし、引退の花道を飾る。
その演出をしたのは、天才 武豊である。
この年(1990年)オグリキャップ最初のレースは、安田記念。
それに、武豊が跨った。武は、その前年まで、古馬のGIでは、スーパークリークという馬に主に乗っており、
オグリは、いわば敵だった。
だが、オーナーは、海外遠征を見据え、経験豊富な武に一度乗ってもらいたかったようだ。一度キリの騎乗予定だった。
安田記念当日には、こんな横断幕もあった。「オグリを南井に返せ!」
すぐに取り外されたが、わからない気でもない。
前年まで、南井という騎手(現調教師)のお手馬だったからだ。
安田記念には、南井はもちろん、河内、さらに岡部という、いずれもオグリに乗ったことのある
騎手たちが、他の馬に騎乗することになっていた。
レースは、全くの圧勝!天才+怪物に、恐いものはなかった。
武はゴール後、どんなもんだ!といわんばかりに、ガッツポーズをした。
また、その時に、偶然にも鞍からオモリが落ちていた。
競馬には、レース前と後に、検量というものがある。つまり、負担重量を軽くしすぎて
走ったりするのを防ぐためだ。たまに、検量でミスがあり、騎乗停止処分を受けることもある。
このとき落としたオモリは、検量の程度以内のオモリだったということだ。
何かと、話題の多いオグリキャップである。

さて、有馬記念に話しを戻そう。惨敗の2走では、騎手は増沢(現調教師)。
ラストランでは、オグリの強さを知っている武に乗ってもらいたかったと、オーナーは言っている。
そして、見事に武がオグリを蘇えらせたのだ。
このレースは、本当に感動した!みなさんにも、一度見ることを、おすすめする。