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ボールペン覚え書き

[最終更新 2012.4.27]

主力ボールペン

 参考までに、私が現在、主に使っているボールペンを紹介。

■1.0mm油性ボールペン(太字・宛名書き)
 シグノRT軸+SXR-10(黒)

■0.7mm油性ボールペン(伝票書き、署名、6mm横罫ノート)
 ジムニーライト軸+ZA-0.7(黒)
 パワータンクスマート ハイグレード 0.7mm(黒)(出先用)

■1.0mm/0.7mmゲルインクボールペン(太字・宛名書き)
 サラサスティック 1.0mm/0.7mm(黒・赤・青・ブルーブラック)

■0.5mmゲルインクボールペン(6mm横罫ノート、手紙など)
 G-Knock 0.5mm(黒)
 サラサスティック 0.5mm(ブルーブラック・赤・青)

■0.4mmゲルインクボールペン(6mm横罫、5mm横罫、5mm方眼ノート)
 サラサスティック 0.4mm(ブルーブラック・赤・青)
 G-3軸+UMR-1(ブラウンブラック)

■0.35mm以下ゲルインクボールペン(メモ書き)
 エナージェル ユーロ 0.35mm(黒) 
 スリッチ 0.3mm/0.25mm(ブルーブラック・レッド・ロイヤルブルー)
 G-3軸+UMR-1-28 0.28mm(ブラウンブラック)

目次

油性ボールペン ゼブラ ジムニーライト
ゼブラ Z-1
ゼブラ ジムノック
ゼブラ スラリ
三菱鉛筆 ジェットストリーム
PILOT アクロボール
ぺんてる ビクーニャ
加圧油性ボールペン 三菱鉛筆 パワータンクスタンダード ノック式
三菱鉛筆 パワータンクスマート エントリー
三菱鉛筆 パワータンクスマート ハイグレード
PILOT ダウンフォース
トンボ鉛筆 エアプレス
ノック式
ゲルインクボールペン
ゼブラ サラサクリップ
三菱鉛筆 シグノRT
PILOT G-Knock
ぺんてる ハイブリッドテクニカノック
キャップ式
ゲルインクボールペン
ゼブラ サラサスティック
三菱鉛筆 シグノ極細(UM-151)
三菱鉛筆 シグノbit
PILOT G-3
PILOT チューズ
PILOT HI-TEC-C
ぺんてる ハイブリッドテクニカ
ぺんてる エナージェル ユーロ
ぺんてる スリッチ

上向き筆記について

 意外と知らない人がいるみたいなので、一応補足。
 上向き筆記とは、ペン先が重力に対して水平以上の角度で筆記することを指すもので、たとえば、壁に掛かっているカレンダーに対して筆記するのも「上向き筆記」となるし、手に持った手帳などに書き込むときも、ちょっとした加減でペン先が水平以上になることはよくある。

 ボールペンは、ペン先が何かと触れているときだけインクが流れる構造になっており、この時にペン先を水平以上の角度にすると空気が入り込んでインクが出なくなったり、芯の中でインクが分離したり、インクが渇いたりする原因となる。
 インクが残っているボールペンが途中で使えなくなる最大の原因はこれで、次がキャップの閉め忘れ(ノック式の場合はペン先のしまい忘れ)。あとは、筆記以外に使用するなどしてペン先を壊すケースもありがち。保管方法がしっかりしていれば、わりと長期間保管していてもインクはちゃんと出る。

 というわけで、ボールペンは基本的に机の上でのみ使用するようにし、壁掛けカレンダーに何か書き込んだり、手に持った紙に何か書いたりする場面では、上向き筆記できる筆記具を使うようにした方がいい。シャーペンとボールペンを両方持ち歩くなどすると、状況に応じて使い分けられて便利だし、ボールペンの寿命を無駄に縮めなくても済むようになる。

油性ボールペン

 粘度の高いインクを使用したボールペン。万年筆などの水性インクに比べると、滲まないためより細い字が書ける(油性の0.7mmでゲルインクの0.5mm程度)、経年劣化で字が読めなくなる度合いが少ない、といった利点があるため、広く使われている。
 また、多少筆圧を書けても問題ない筆記具であることから、カーボン紙を用いた転写に使われることも。

 欠点は、粘度が高いせいで起こるダマやかすれ。これらのせいで、油性ボールペンの筆跡は汚くなりがち。油性ボールペンを使って字が汚くて悩んでいる人は、ゲルインクボールペンに変えるなどするだけでもずいぶん改善されたりする。

 ゲルインクボールペンの進化に伴い、油性ボールペンの活躍場所は減ってきてはいるが、仕事の現場ではまだ現役である。

ゼブラ ジムニーライト

[種別]キャップ式油性ボールペン
純正芯……LH-0.7芯
互換芯……ゼブラH芯、ZA芯(Z-1)

[コメント]
 ラバーが黒くなり、なめらかインクを搭載して登場したジムニーの後継機。ゼブラの主力油性ボールペンとして末永く愛されるのかと思いきや、ジムニースティックが登場した前後であっさりと廃番に。
 軸の太さ、バランス、持ちやすさはこれが最高だと私は信じて止まない。
 リフィルのLH-0.7、もしくはH芯はさすがに時代遅れであるが、Z-1のリフィル(ZA芯)を移植することで、まだまだ現役で活躍できる。これがあれば新油性は要らない。
「事務にイイ」からジムニーなのだが、スズキのクルマと同じ名前であるため紛らわしい。たまにクルマの情報を求めて私のサイトに紛れ込む人がいる(笑)

ゼブラ Z-1

[種別]キャップ式油性ボールペン
純正芯……ZA芯(リフィルの販売は海外でも無し)
使用不可……ゼブラH芯、LH芯(リフィルが若干細いため、固定できない)

[コメント]
 海外(日本では一部の100円ショップ。キャンドゥで見かける)でのみ販売されている、使い捨て安物油性ボールペン。リフィルは販売されていない。
 ラバーグリップであるものの、見るからに安物臭さの漂うボールペンなのだが、これに入っているインクは、なぜかジェットストリームやスラリ、ビクーニャあたりと比べても遜色ない高性能を誇っている。UK芯インクの改良版のような印象。新油性組に比べると若干字が太めになるが、ジェットストリームほどではないにしろダマはほとんど出ず、かすれもほとんどない。
 軸は安物のくせに使いやすい方だが、リフィルをジムニーライトに入れればスラリを凌ぐ最強油性ボールペン(当社比)、ジムニーライトZ-1が完成する。

ゼブラ ジムノック

[種別]ノック式油性ボールペン
純正芯……K芯
互換芯……UK-0.7/1.0(1.2と1.6はバネ留めがないのでそのままでは使用不可)
問題有り……ゼブラEQ芯(リフィルを適切な長さに切れば使える)

[コメント]
 ノック式のジムニー。ジムニーライトは廃番になったのに、こちらは現役である。とっても不公平。軸の使い勝手はジムニーライトとほとんど差はない(少しだけラバーグリップからペン先までが遠い)。
 この軸はジムノックUKと同じ形状なので、UK-0.7/1.0芯を移植可能。また、EQ芯を適切な長さに切って移植するのもおすすめ。特にスラリの軸が太すぎると感じる人なら、この改造をする価値はある。

 なお、UK-0.7/1.0芯についてだが、ジムニースティックが出た頃のUK芯はボタ落ち地獄で使い物にならず、使い切る前に捨ててしまったくらいダメだったのだが、最近ジムノックUKを買ってみたところ、特に問題なく、普通に使えるようになっていた。もちろん新油性組に比べるとインクの色は薄めで、ダマやかすれは多めだが、K芯の改良版としては安心して使えるものになっている。おそらくペン先が改良されたのだろう。

ゼブラ スラリ

[種別]ノック式エマルジョンインクボールペン
純正芯……EQ芯
使用不可……三菱鉛筆UMR-80/83/85N/87、SXR-5/7/10、ぺんてるKFRN3/5/7、ゼブラJF芯、PILOT LG2RF(全てリフィルが太すぎて軸に入らない)

[コメント]
 ゼブラの対ジェットストリームボールペン。エマルジョンインクという、水と油を混ぜ合わせた特殊なインクを使用している。ゼブラの油性らしく、インクの出は良いものの、良すぎて1.0mmではダマやボタ落ちが酷い。
 0.7mmでは随分落ち着いて実用に耐えるものに。ジェットストリームよりはダマができやすいが、書き始めの擦れはない。0.5mmも同様。
 軸はジムノックに比べると太め(サラサクリップと同じくらい)で、太めの軸が嫌いな人にとっては微妙に使いにくい。リフィルの互換性もほとんどない(適切な長さに切ることで、K芯やUK芯の代わりに使用することは可能)。
 ゼブラのボールペンは使いはじめから終わりまで品質が安定しているものが多いが、EQ芯も同様で、慣らしを必要としないのが最大の特徴と言える。

 ジェットストリームやビクーニャよりも旧来の油性の上位互換という印象が強いボールペンなので、すでに新油性ボールペンを愛用している人への訴求力はあまりない。その代わり、旧来の油性を使っている人にとっては、なじみやすい性能だと思われる。
 少なくともK芯やUK芯よりは優れているので、ジムニースティックやジムノックUKのユーザーが、スラリ、またはEQ芯を切ったものに乗り換えるのはおすすめ。

三菱鉛筆 ジェットストリーム

[種別]ノック式新油性ボールペン
純正芯……SXR-5/7/10
互換芯……三菱鉛筆UMR-80/83/85N/87、ぺんてるKFRN3/5/7、ゼブラJF芯
使用不可……PILOT LG2RF(ノックができない)

[コメント]
 各ボールペンメーカーが競って低粘度なめらか油性インクを開発していた中でも、一線を画していたのがこのジェットストリーム。ゲルと油性の中間のような、旧来の油性とは明らかに異なるインクと書き味で、まさしく「新油性」と名乗るにふさわしい独特の感触のボールペンである。
 書き始めの擦れという欠陥はあるものの、ダマができにくく油性のくせにきれいな筆跡になるのが特徴。

 ほとんどのなめらか油性インクを使用したボールペンが1.0mm以上になるとボタ落ち地獄で使い物にならない中で、このボールペンだけは全く問題なく使える。1.0mmの新油性ボールペンを求めているなら、これ以外に選択肢はないと言っても過言ではない。
 0.7mmはクセが少なく使いやすいが、最近は同等に使えるボールペンが多くなっているので、絶対的な優位性はもはやない。
 0.5mmは、結構長い時間の慣らし運転が必要で、それが終わるまでは擦れるわダマは目立つわでいいことない。慣らしが終わるとゲルインクの0.3mm〜0.4mm並に使えるようになる……が、だったら最初からシグノRTの0.38mmでも使った方が良いんじゃないかという疑問がよぎってしまう。

 軸は太めなので、ジムニーライト軸の太さを「完璧」とする私には合わなかった。ただし、SXRはいろんな軸に移植できるので、その辺は問題ない。

 ジェットストリームの書き味は独特で、これに類するのは現状でもビクーニャしかない(スラリやアクロボールは、まだ油性に近い)。そのため、油性ボールペンユーザーが気軽に乗り換えられるボールペンではない。好き嫌いがはっきりと分かれる。

PILOT アクロボール

[種別]ノック式新油性ボールペン
純正芯……BRFV-10EF/F/M

[コメント]
 PILOTが対ジェットストリームとして発売した新油性ボールペン。150円の普及版のほか、クリップと口金に金属を使用した高級軸もある。
 昔のアクロボールはボタ落ちが酷かったような気がするのだが(たまたま私がハズレを掴んだのかもしれないが)、0.5mmが新しくラインナップされた前後で改良されたのか、ずいぶん使いやすくなったような印象を受けた。

 新油性組の中では最も滑らない書き味が特徴で、ジェットストリームが滑りすぎるという人にとっては使いやすい。軸も、太くもなく細くもなく。要するに変な個性がないのが特徴。
 筆跡は、ダマはほとんどできないが、かすれは若干あり。

 このボールペンの真価はラインナップに追加された0.5mmで、これが油性、新油性の0.5mmの中では圧倒的に使いやすい。カリカリせず、滑り過ぎもせず、ジェットストリームのようにインクの出が不安定だったり、ビクーニャのようにダマができたりすることもなく、使い始めから終わりまで安定して使いやすい(ただし、アクロボールの特徴である若干のかすれはこの0.5mmにもある)。

 新油性の中では地味なボールペンだが、その地味さのおかげで、油性からの乗り換えや、ゲルインクボールペン使いが何らかの理由で油性を使わなければならない場合などには使い勝手がいい。特に油性(新油性)の0.5mmを使うなら、アクロボールの素直な性能は頼りになるだろう。

ぺんてる ビクーニャ

[種別]ノック式新油性ボールペン
純正芯……BXM5/7

[コメント]
 ぺんてるの繰り出す対ジェットストリームボールペン。
 女性をターゲットにしているわりに、むしろ女性受けしなさそうな微妙なカラーリングで微妙なデザインの軸だが、ペン先のところで細くなっているので、意外にもこの軸は持ちやすい。ただし、バネ留めの位置が独特なため、軸、リフィル共に他のボールペンとほとんど互換性がない。無印良品の「なめらか油性ボールペン」の正体はビクーニャなので、不透明の軸が気に入らないなら一考の余地有り。
 リフィルは0.5mm、0.7mm共に、若干の慣らし運転が必要(ジェットストリームの0.5mmほどではないが)。ある程度使わないと、ときおりペン先のボールにインクが乗らずに変なかすれ方をする。
 ダマができやすいという評判をたまに聞くが、ジェットストリームよりややできやすい程度で、油性としてはほとんど問題ないレベルだと思う。筆跡はゲルインクほどでないにしろジェットストリームに迫る綺麗さ。ボタ落ちした経験も今のところ無し。

 0.5mmの書き味の滑らかさは驚異的で、油性の0.7mmとほぼ同等の感覚で使える(その分やや字は太めにはなるが)。油性の0.7mmに慣れており、カリカリした書き味が嫌で細字を使えないという人なら、この0.5mmは一度試してみる価値があると思う。ただし、0.5mmは0.7mmに比べるとダマができやすい傾向が見受けられる。
 一方、0.7mmはすさまじく滑らかな書き味を誇るが、あまりに滑らかすぎて、使っていると不安になる。慣れれば問題ないのかもしれないが、筆記抵抗が少なすぎるのも善し悪しである。

 ジェットストリームに極めて近い性能のボールペンだが、デザインにしろ性能にしろ、かなり独特で極端なので、ジェットストリームとどちらを選ぶかで悩むことはあまりないと思われる。

加圧油性ボールペン

 リフィル内部を加圧することにより、上向き筆記を可能にした油性ボールペン。ボールペンをダメにする最大の原因である上向き筆記という弱点を消した加圧油性ボールペンは、シャーペンやサインペン並に、どんな状況でも安心して使える筆記具となった。
 中途半端な性能の新油性よりも、こちらの方が油性ボールペンの活動領域を広げ、ゲルインクとの棲み分けを確立したように思う。

三菱鉛筆 パワータンク スタンダード ノック式

[種別]ノック式加圧油性ボールペン
純正芯……SNP-5/7/10

[コメント]
 加圧リフィルのおかげで上向き筆記ができる油性ボールペン。上向き筆記をする機会は意外に多いもので、どんなときにも安定して使えるこのボールペンは非常に心強い。インクの色(新油性に比べれば薄め)や書き味は従来の油性ボールペンと同等。加圧しているのでかすれず、加圧したインクが漏れないようにする仕組みの副作用でダマが少ない。つまり、新油性の利点をほとんど兼ね備えているボールペンでもある。むしろ、新油性独特の滑らかな筆記感触がない分、旧来の油性ボールペンの愛用者にとってはこちらの方が使い勝手がいいように感じるかもしれない。
 0.5mm、1.0mmは赤・黒の二色、0.7mmは赤・青・黒の三色のラインナップがある。
 軸は太め。太い軸が苦手な人は、スマートシリーズを選択するといいだろう。

 インクの出方が安定していて、かすれやダマもなく使い勝手がいいが、使い始めだけはかすれることがあるので、その点は注意。

三菱鉛筆 パワータンクスマート エントリー

[種別]ノック式加圧油性ボールペン
純正芯……SNP-5/7
互換芯……三菱鉛筆SNP-10

[コメント]
 パワータンクのスマート版。0.5mmと0.7mmの黒のみのラインナップだが、パワータンクスタンダードのリフィルが使えるので、リフィルを入れ替えることで1.0mmや赤・青色インクを使用可能。書き味などはスタンダードと同等。

 スタンダードに比べると軸が細めになり、だいぶ使いやすくなっている。ただし、ノック部分のプラスチックの耐久性がイマイチで意外と割れやすいので、落としたりしそうな場面では若干脆い面もある。

三菱鉛筆 パワータンクスマート ハイグレード

[種別]ノック式加圧油性ボールペン
純正芯……SJP-7/10
互換芯……三菱鉛筆SJ-7

[コメント]
 真・パワータンクスマート。鉛筆並に細い。スマートエントリーでも太すぎると感じてしまう人は、多少高くてもこちらを買おう。もしくは、SJ-7互換のボールペンにSJP-7/10を入れて使うか。リフィルは0.7mmと1.0mmの黒色のみ。パワータンクスタンダードや、スマートエントリーに使われているSNP芯は入らないので注意。
 1000円もする割に安っぽい軸ではあるが、無駄の一切無い軽量ボディで、超実用重視の軸とも言える。超実用リフィルに超実用軸の組み合わせは、どんな時でも安定して筆記できる心強い味方となる。耐久性も、少なくともエントリーよりは高い。

PILOT ダウンフォース

[種別]ノック式加圧油性ボールペン
純正芯……BKRF-6F
互換芯……PILOT BSRF、BVRF(インクが出過ぎるので取扱注意)
問題あり……
 ぺんてる BXM5/7(少し切れば入る。インクが出過ぎるので取扱注意)
 ぺんてる XBGRN(スリッチーズのリフィル。互換性に問題はないが、滲むくらいインクが出る)
 ゼブラ K芯、UK芯(芯径が若干細いため、しっかりはまらない。セロテープを巻くなどする必要あり)
使用不可……ゼブラ EQ芯、三菱鉛筆 SXR(芯径が太すぎて入らない)

[コメント]
 ノックすることでインクを加圧するタイプのボールペン。リフィル内部を加圧しているわけではないので、ノックしたままにしていると加圧効果が薄れてくるなどの不安要素はあるものの、特殊なリフィルを使用しなくていい分、ランニングコストが安いという利点がある。
 特にダウンフォースはリフィルの互換性が高く、いろんなリフィルが使用できる。アクロボール3や、リフィルの長さを調節すれば入るビクーニャのリフィルに交換すれば、新油性で上向き筆記できる加圧式ボールペンのできあがり。ただし、これら粘度の低いインクを使用したボールペンを加圧すると、インクが出過ぎて大変なことになる場合も多いので注意。

 軸はパワータンクスタンダードよりも太め。現在販売されている国産の加圧油性ボールペンの中では最も太い。クリップはバインダー式で使いやすく、また、バインダーを押すことでペン先が引っ込む構造になっているので、ペン先を出したまま胸ポケットに入れて大惨事、といったことにならない設計になっている。全体的にパワータンクシリーズよりも丈夫で、現場で使うにも適していそう。

 ダウンフォースの魅力は、なんといってもいろんなリフィルが試せるところにあるだろう。旧弊でお疲れ気味の退役リフィルを現役として使えるのは、なかなかマニア心をくすぐるものがある。持ち手の太さだけがとても残念。これでパワータンクスマートエントリー並に細ければ、主力として使ってもいいくらいの素晴らしいボールペンではある。

トンボ鉛筆 エアプレス

[種別]ノック式加圧油性ボールペン
純正芯……BR-SF33

[コメント]
 ノックすることでインクを加圧するタイプのボールペン。もちろん上向き筆記可能。仕組みとしてはPILOTのダウンフォースと同じだが、こちらは軸が短く、ポケットなどに忍ばせやすいのが特徴。
 軸やクリップは丈夫にできている。バインダー式のクリップの方がいいならエアプレス・エプロという製品があるので選ぶ際には参考に。

 軸の持ち手は太めだが、見た目の割には意外と持ちやすい。パワータンクスタンダードよりは持ちやすいが、若干なんとなく筆記していると不安定な印象も。あまり長時間筆記したくない感じではある。
 ノックによって加圧する方式なので、パワータンクに比べるとインクの出は若干不安定で、ダマが出やすい印象。これはリフィルの個体差などもあるかもしれないが、なんとなくダウンフォースの方が筆跡はきれいな気がする。リフィルはかなり短めでインク量が少ないが、軸を短くするためには仕方のない仕様ではある。

 エアプレスの利点は短い軸と丈夫なクリップに尽きる。コンセプトがはっきりしているので、購入の際にライバル製品と迷うことはないだろう。

ノック式ゲルインクボールペン

 普段は高粘度だが、力を加えると低粘度になるゲルの特性を利用して開発されたゲルインクボールペン。
 出始めの頃は欠点だらけで使い物にならなかったが、めざましい進化によって、今や油性ボールペンよりも太字や細字が書け、かつ筆跡がきれいになり、もはや油性ボールペンを使う理由がほとんどなくなってしまった。

 油性ボールペンの場合は気にする必要がないのだが、水性やゲルのインクには大きく分けて顔料と染料の二種類があり、顔料は耐水性や経年劣化に強い代わりにかすれやすく、染料はかすれにくくなめらかな書き味になる代わりに耐水性や経年劣化に弱い(ちなみに万年筆のブルーブラックインクは、耐水性や経年劣化の弱点を補うべく、紙とインクが化学反応を起こして字が定着するように工夫した副作用でああいう色になっている。ゲルインクのブルーブラックにはそういう機能はなく、万年筆気分を味わうためだけのもの。ただ、黒インクよりもブルーブラックの方が粘度が低いらしく、書きやすい気はする)。

 ノック式ボールペンは、乾燥に弱いインクをキャップなしで保護するため特殊な構造になっている。そのため、キャップ式よりもかすれやすいという欠点がある。

ゼブラ サラサクリップ

[種別]ノック式ゲルインクボールペン
純正芯……JF芯
互換芯……三菱鉛筆SXR-5/7/10
       ゼブラEQ芯(少しだけノックに違和感)
問題有り……三菱鉛筆UMR-80/83/85N/87、ぺんてるKFRN3/5/7(ノックがかなり硬くなる)
使用不可……PILOT LG2RF(ノックができない)、ゼブラJT芯(JF芯と規格が同じなので入るが、キャップ式用リフィルのためインクが乾燥して使えなくなる可能性が高い)

[コメント]
 クリップがバインダー式に改良されたサラサ。旧型のサラサは0.4mmのみ細身の軸でJK芯を使用していたが、サラサクリップは全てJF芯を使用する同じ軸に統一されている。軸の太さはサラサの0.5mm以上と同じ。そのため、太い軸が苦手な人には辛い。シグノRTや、既に廃番ではあるもののサラサスティックなら、JF芯が使えて、かつもう少し持ち手が細いので、検討してみるといいだろう。

 リフィルのJF芯は、三菱鉛筆のUMRと双璧を成す耐水性、耐光性を誇っており、インクの出や筆跡、書き味などもほぼ同格。インクの発色の好みで使い分けることになるだろう。
 私はJF芯のブルーブラックが好き。

 最近0.3mmのペン先がラインナップに追加された。キャップ式であるシグノ極細の0.28mmに比べると、ややかすれやすい(ノック式は乾燥に強くするためペン先の構造がキャップ式と異なる。その関係で一般的に、キャップ式よりもかすれやすくなる傾向がある)。ただ、このかすれは大きな字を書こうとしたり、ペン先を素早く動かしたときに起きるもので、細かい字を書く分には問題なく使える。

三菱鉛筆 シグノRT

[種別]ノック式ゲルインクボールペン
純正芯……UMR-80/83/85N/87
互換芯……三菱鉛筆SXR-5/7/10 ぺんてるKFRN3/5/7 ゼブラJF芯
使用不可……PILOT LG2RF(リフィルが長すぎて納まらない) ゼブラEQ芯(長さが足りない)

[コメント]
 シグノはいろんなバリエーションがあって非常にややこしいのだが、このRTはノック式。グリップのラバーの感触はつるつる気味でイマイチだが、軸の太さが標準的で使い勝手が良い上に、いろんなリフィルと互換性があるのが利点。
 インクの色はラベンダーブラックが好み。
 UMR-83(0.38mm)のブルーブラックインクは、最初は色が薄いのに、ある日突然ほとんど黒と同じくらい濃い色になる。色味が安定しない上に、変化が極端なので困りもの。中間で安定しないものなのか(笑)

PILOT G-Knock

[種別]ノック式ゲルインクボールペン
純正芯……LG2RF
問題有り……
 ゼブラEQ芯(スラリかサラサクリップのバネを移植する必要有り。G-Knockに元から入っているバネが取れないか取りにくいため、移植したバネと絡んだりして何かと面倒なので推奨しない)
 ゼブラJF芯(少しペン先が飛び出すぎるが、それ以外は問題なし)
 三菱鉛筆SXR-5/7/10(少しペン先が飛び出すぎるが、それ以外は問題なし)
 三菱鉛筆UMR-80/83/85N/87(ペン先が少しガタつく)
 ぺんてるKFRN3/5/7(ノックがかなり硬めになる)

[コメント]
 軸は見た目はゴツそうだが、ペン先の近くで細くなっているため、非常に使い易い形状になっている。リフィルの形状からすると広く互換性のありそうな軸に見えるのだが、その実他のリフィルを入れようとするといちいち問題が起きるので、素直に純正芯を使うのがおすすめ。
 リフィルは、使い始めは若干カリカリする感じで、特に0.38mmの使い始めは少し辛い。ただし、少し慣らしてやると使いやすくなってくる。
 このボールペンの特徴は黒の発色の良さで、他のメーカーのものと比べると圧倒的に黒い。私は黒色だけはこのボールペンか、これのキャップ式であるG-3を使用している。

 昔はブルーブラックがあったらしいという噂を聞いたが、現在は黒赤青しか販売していない。インクのカラーバリエーションが少ないのが、サラサやシグノと比べるとつまらない点ではある。

ぺんてる ハイブリッドテクニカノック

[種別]ノック式ゲルインクボールペン(ニードルチップ)
純正芯……KFRN3/5/7
問題有り……
 ゼブラEQ芯(スラリかサラサクリップのバネを移植する必要有り。ペン先が埋もれ気味になるが使える)
 三菱鉛筆UMR-80/83/85N/87(少しペン先が飛び出すぎるが、それ以外は問題なし)
使用不可……PILOT LG2RF(ペン先が引っかかって抜けなくなる)

[コメント]
 軸のラバーグリップからペン先までが長いので、微妙に使いにくい軸。また、この軸の特性がニードルチップのリフィルともマッチしておらず、非常に書きにくい(ペン先が寝てしまいがちになり、インクがかすれやすくなる)。
 ハイブリッドテクニカの評価を不当に下げる原因になっていると思えてならないボールペン。これを買うならキャップ式のテクニカを買うべきだと私は思う。

キャップ式ゲルインクボールペン

 ゲルインクの特性についてはノック式ゲルインクボールペンの項を参照のこと。
 キャップ式のボールペンはノック式に比べるとかすれにくいため、書き味だけ取るならキャップ式を使った方がいい。特に0.4mm以下のペン先を使う場合にノック式とキャップ式の差は顕著になってくる。

ゼブラ サラサスティック

[種別]キャップ式ゲルインクボールペン(ニードルチップ)
純正芯……JF芯、JT芯(ニードルチップ)
互換芯……三菱鉛筆UMR-80/83/85N/87(純正芯よりも2〜3ミリ、ペン先が長くなる)
使用不可……三菱鉛筆SXR-5/7/10(長さ、もしくはリフィルの太さが足りない)

[コメント]
 サラサのキャップバージョン。0.3mmと0.4mmのみニードルチップのJT芯が使われており、0.5mm以上はサラサと同じJF芯となっている。既に廃番のようで、あまり売っているのを見かけない。
 JF芯とJT芯は、ペン先の違いだけで、寸法等は同じ。つまり、サラサクリップ軸にJT芯を入れることもできるし、サラサスティック0.3/0.4mmにJF芯を入れることもできる。ただし、JT芯はおそらくキャップ式専用のペン先になっているため、ノック式の軸に入れて使っていると、インクが乾燥して使い物にならなくなると思われる。

 この軸はサラサより細いため、サラサやサラサクリップが微妙に太すぎると思っている人にとっては使い易い。あと、キャップ式にこだわりのある人にも。リフィルの汎用性も高く、使い勝手のいい貴重なキャップ式軸だっただけに、早々に廃番になってしまったのは残念。
 ニードルチップのJT芯は、0.4mmはハイブリッドテクニカより細い字が書けて、インクの出も良く、ニードルチップにしては神経質さが少なくて書きやすい。筆跡はシグノbitと同等だが、使い勝手はサラサスティックの方が若干上。ただし黒インクは、インクの出の安定性がイマイチで、たまに機嫌を損ねてインクが出なくなったりする(ニードルチップにはよくある現象)。黒以外のインクだと、この症状はほとんど無い。ただ、性能としてはJF-0.4と大差ない(JT芯はキャップ式専用のため、JFに比べて少しだけインクフローはいい)ので、よほどニードルチップにこだわりがあるわけでないなら、替え芯は安価で入手しやすいJF-0.4を使えばいいと思う。

 0.3mmのJT-0.3芯は、黒だけでなくブルーブラックなどのインクでも機嫌を損ねてインクが出なくなる可能性が高くなり、信頼して使うには少し厳しくなる。キャップ式専用のインク、構造になっている分、JF-0.3芯よりかすれにくい代わりに乾燥には弱いので、使用後は必ずキャップをしっかり締めること。いずれ性能としては大差なく、かなり気難しい。このサイズのペン先を使いたいなら、同じ水性顔料ならシグノ極細0.28mm、耐水性、耐光性にこだわらないならスリッチやハイテックCの方がおすすめ。

三菱鉛筆 シグノ極細(UM-151)

[種別]キャップ式ゲルインクボールペン
純正芯……UMR-1

[コメント]
 ラインナップに0.28mmがあるのが特徴のキャップ式シグノ。0.28mmの黒は擦れやすくて辛いが、その他のカラーインクならインクフローも良くて使い易い。水性顔料の0.3mm(0.28mm)ゲルインクボールペンを探しているならこれはお薦め。カラーバリエーションが豊富で、キャップ式の分、ノック式よりかすれが出にくい(同じシグノシリーズでも、ノック式0.28mmよりキャップ式のシグノ極細0.28mmの方がインクのかすれが少ない)。
 0.38mmの書き味は、他のシグノシリーズと大差なし。

 軸は、ラバーグリップの位置がペン先から遠すぎて使いづらい気がする。というわけで、私はボルドーブラックとブラウンブラックのリフィルをPILOTのG-3に入れて使用している。

 水性染料のスリッチやエナージェル、バイオポリマーインクのハイテックCに比べるとインクフローが若干劣るが、耐光性、耐水性が高い。字の細さは、スリッチよりは細く、ハイテックCとは同等(インクの色によっては、ハイテックCより滲んで太くなるものもある)。
 書きやすさを取るならスリッチ、エナージェル、ハイテックCだが、字の保存を重視するならシグノ極細の方が優れているといえる。

三菱鉛筆 シグノbit

[種別]キャップ式ゲルインクボールペン(ニードルチップ)
純正芯……UMR-121

[コメント]
 世界初の0.18mm極細ペン先をリリースしたシリーズ。
 軸は非常に使い勝手がいい。キャップ式シグノはみんなこれにして欲しいくらい。
 ペン先はニードルチップらしくやや神経質で、突然インクが出なくなったり、あまりペン先を素早く動かしすぎると(つまり大きい字を書こうとすると)擦れたりする。0.38mmや0.28mmを使うなら、シグノ極細を使った方がいいような気がする。このボールペンの真価は、やはり0.18mmで超細かい字を書く時に発揮されるだろう。 

PILOT G-3

[種別]キャップ式ゲルインクボールペン
純正芯……LGRF
互換芯……三菱鉛筆UMR-1

[コメント]
 軸がシグノ極細より使い勝手がいい……という理由だけで買ったボールペンなので、あまりそれ以上に言うことがない(笑)
 書き味やインクの発色などはG-Knockとほぼ同じ。やはり黒色が濃いのが特徴。

PILOT チューズ

[種別]キャップ式ゲルインクボールペン
純正芯……LPRF
互換芯……PILOT LGRF、三菱鉛筆UMR-1

[コメント]
 UMR-1と互換性のあるボールペン。このデザインはダサいような気がするが、下手にラバーグリップでない分、G-3に比べて、自分の使いやすいところで持てるという気安さはある。
 インクの発色などは、シグノやサラサの方がいいような気がする。

PILOT HI-TEC-C

[種別]キャップ式ゲルインクボールペン(ニードルチップ)
リフィルの別売りなし

[コメント]
 バイオポリマーインクを使用したキャップ式ニードルチップボールペン。使い捨てタイプで、リフィルは売っていない。
 軸はラバーなしで、標準的な太さとなっている。無難なデザインの軸の割に、意外と互換リフィルが見つからない。

 バイオポリマーインクの特性なのだろう、インクフローが良くてかすれにくい上にじみにくく、競合するゲルインクボールペンの中では最も細い字が書けるという、驚異的な性能を誇るボールペン。0.4mm以上ではほとんど差はないが、0.3mm、0.25mmでの差は歴然。書きやすさと字の細さの両立を究極まで求めるなら、このボールペンが最適。

 欠点は、他のボールペンに比べるとインクが出なくなる頻度が高めなのと(使っている途中でかすれるのではなく、使い始めにインクが出てくれない)、ペン先がかなり繊細で、筆圧をかけるとペン先がしなること(当然壊れやすい、ということでもある)。このボールペンを使いこなすためには、メンテナンスや使い方にそれなりに気を遣ってやる必要がある。
 キャップ式でも神経質なので、ノック式は使う気になれない。

ぺんてる ハイブリッドテクニカ

[種別]キャップ式ゲルインクボールペン(ニードルチップ)
純正芯……KFGN
互換芯……ぺんてるスリッチ
問題有り……ぺんてるKF(切れば入る)
使用不可……PILOT LGRF 三菱鉛筆UMR-1

[コメント]
 ニードルチップのゲルボールペンの中では書き味やインクフローに優れており、滑らかな書き味と擦れにくいのが特徴。ただ、インクが出すぎて少しにじみやすい(0.4mmの場合。0.3mmは使ったことがないのでわからない)のと、字の真ん中にインクが乗らないことがあって、それが気に入らなくて私はあまり好いていない(大き目の字を書こうとすると起きる。細かい字を書く分には問題ない)。特にニードルチップを必要とする理由がないなら、素直にシグノかサラサを使った方がいいような気がする。

 今となっては総合的にはエナージェルやスリッチの方が優れているが、エナージェル、スリッチは水性染料なので、耐水性のあるニードルチップのゲルボールペンを求めるなら、まだまだ選択肢には入るだろう。

 なお、この軸にはスリッチのリフィルを移植可能。スリッチの軸が細すぎるという人は試す価値があるかもしれない。ハイブリッドの軸にも移植できる。

ぺんてる エナージェル ユーロ

[種別]キャップ式ゲルインクボールペン(水性染料・ニードルチップ)
軸と芯の分解不可

[コメント]
 軸と芯が一体化しているため芯の交換ができない、完全使い捨てタイプの水性染料ゲルインクボールペン。ペン先は0.35mmと0.5mmはニードルチップで、0.7mm、1.0mmは通常のアロー型となっている。
 インクのかすれは少なく、ストレス無く書ける。特に0.35mmは比較的安定して極細字が書ける。これだけの細字を安定して書けるのはコレとスリッチくらいなもの。ライバル製品の多くが耐水性などを考慮して水性顔料を使っているのに対し、水性染料を使っているのも影響しているのだろう。
 ユーロに限らず、エナージェルシリーズはカラーバリエーションが少ないのが難点といえる。ブルーブラックインクを使いたいとか、0.25mmを使いたい場合はスリッチを使おう。
 軸は従来のエナージェルに比べると少しだけ細くなっており、非常に使い易い。リフィルも交換できない使い捨て軸なのが本当に惜しい。

ぺんてる スリッチ

[種別]キャップ式ゲルインクボールペン(水性染料・ニードルチップ)
リフィルの別売りなし

[コメント]
 ニードルチップのくせに神経質なところがなく、普通のペン先のように書けてしまう、非常に使い勝手のいいボールペン。シグノやサラサを超える書きやすさを誇る。特に0.4mmの書き味は感動モノ。ただしインクは水性染料なので、水性顔料のインクに比べて耐水性、耐光性などは劣る。
 リフィルは交換できるが売ってはいない。軸はめちゃくちゃ細いので、細い軸が苦手な人は、リフィルをハイブリッドやハイブリッドテクニカに入れて使うといいだろう。
 カラーバリエーションも妙に豊富。ブルーブラックの発色もなかなか。あと、あまり売っているのを見かけないが、ロイヤルブルーもいい色合い。水がかかる可能性のある場所での筆記や、長期保存する必要のある筆記には向かないが、書き味だけならゲルインクボールペンでも最高峰と言える。

 直接のライバルはPILOTのハイテックCだろう。筆跡の細さはハイテックCの方が勝っているが、ハイテックCはすぐにインクが出なくなるなど、神経質な面が多々ある。細字を極めるならハイテックCだが、気安さを取るならスリッチ、といったところ。


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